小林陵侑の父親・宏典さんは教育パパ&元クロカン選手!クモ鬼ごっこ等の家族訓練がすごい

小林陵侑の父親・宏典さんは教育パパ&元クロカン選手!クモ鬼ごっこ等の家族訓練がすごい
出典:https://www.instagram.com/junshirokobayashi/
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スキージャンプ競技で、快挙を続ける小林陵侑(こばやし・りょうゆう)選手ですが、兄・姉・弟も4兄弟みんな、スキージャンプ選手として有名です。

4兄弟を全員立派なスキージャンプ選手に育てあげたご両親って、
一体どんな人なのか…?

気になりますよね。

そこで、本記事では、

小林陵侑選手の父親・宏典さんについて、
まとめてみました

〇宏典さんは元クロスカントリー
〇運動生理学を学んでいた
〇独自考案のクモ鬼ごっこなど、
 遊びを取り入れた訓練がすごい
〇家族の仲良し画像
〇ノルディックソチ五輪日本代表の
 永井選手の恩師だった

元クロスカントリー選手&教師でもある宏典さんは、4兄弟に幼少期から様々な訓練を実施してきた、スキー英才教育パパでした!

それでは、宏典さんのプロフィールから見ていきましょう!

目次

小林陵侑選手の父・宏典さんは元クロカン選手で教師

出典:https://www.asahi.com/articles/ASL2M46QFL2MUHBI00M.html

小林宏典さんは、元々クロスカントリーの選手でしたが、現在は中学校の教師とクロスカントリーの指導をしています

〇出身:
 北海道

〇年齢:
 2021年2月時点で56歳

〇経歴:

 ・学生時代:中京大体育学部
  →運動生理学※を学ぶ
 ・元クロスカントリー選手
 ・2013年までは、岩手県八幡平市
  田山中学校の教師だった
 (学校は2014年に総廃校
 ・2014年以降の中学校は不明
 ・2018年時点では、
  岩手県中学体育連盟の
  専門委員長を経て、
  県連盟の強化委員、
  県中学体育連盟の専門部員
  を務めている

※運動生理学とは、1回の運動や繰り返しの運動(トレーニング)を生体に与えたとき、あるいは与えないとき、体がどのように応答(変化)するのかを調べ、生体の機能を明らかにする学問です
出典:名桜大学HP中日新聞プラス

宏典さんは、学生時代、運動生理学を学んだことから「3歳までが勝負」と言うことで、

長男・潤志郎さんがまだ2歳半のときから、スキークロスカントリーをやらせています。

その他にも、

運動生理学の知識を活かして、独自のトレーニング法(後述)を編み出して、4兄弟のスキーの才能を開花させました!

本当はクロスカントリー4兄弟に育てたかった

自身が元クロスカントリー選手だったため、元々は、4兄弟をクロスカントリーの道へ進めたかったようです

そこは思うようにはいきませんでしたが、宏典さんは、子供達のやりたいことや、それぞれに合った指導法を模索し続けました。

ちなみに、4兄弟がジャンパーになったきっかけは、以外にも宏典さんの自作のトレーニングだったのです。

宏典さん自作のジャンプ台が4兄弟がジャンパーになったきっかけ

小林陵侑は6人大家族で3男1女!兄弟仲よし&良きライバルなエピソードと画像
出典:https://chintaiski.jp/category/blog/other/

宏典さんは、子供たちとクロスカントリーがしたかった&家族サービスをしたいと思い、

最初は2歳半の潤志郎さんに、クロスカントリーをやらせたそうです。

クロスカントリーの一環として、宏典さんは、雪でお手製の3メートルのジャンプ台を作り、子供達を遊ばせていたそうです

というのも、宏典さんの故郷・北海道では、除雪の雪で滑り台を作る風習があるようで、同じ要領で、アプローチを自作したそう。

宏典さんのお手製のジャンプ台で遊ぶうちに、長男・潤志郎さんが、小1の時にジャンプに興味を持ち始めたようです。

小林陵侑は6人大家族で3男1女!兄弟仲よし&良きライバルなエピソードと画像
長男・小林潤史郎選手 出典:所属団体HP

しかし、宏典さんとしては、クロスカントリーをやらせたかったそうで、

潤志郎さんが、テレビでジャンプを見て「やりたいなー」と言っても、聞こえないふりをしていたようです笑

また、ジャンプも、あくまで遊びの一環としてやらせており、本命はやはりクロスカントリーの練習だったようです

しかし、

小学4年でジャンプを生で観戦した潤志郎が
「お父さん、やっぱりこれやりたい」
と言い、観念した

https://www.asahi.com/articles/ASL2M46QFL2MUHBI00M.html

と話していました。

また、

潤志郎さんが小学4年生のときに、はじめてジャンプの着地後の滑走路(ランディングバーン)を滑らせてみたら、

高さ70mで、30度の傾斜を怖がらずに100mほど滑ったようで、その時に、

(潤志郎は)「ジャンプが好きなんだ、向いているかもしれない

https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/skijump/news/201802100000312.html

と思い、そこから、スキージャンプの本格的な特訓が始まったそうです。

その後は、

次男・ 陵侑選手 、
長女・諭果選手、
三男・龍尚選手も、

兄弟みんな、兄・潤志郎さんがジャンプをする姿を見て、自然とスキージャンプの道へ進みました。

小林陵侑は6人大家族で3男1女!兄弟仲よし&良きライバルなエピソードと画像
小林4兄弟 出典:https://relife-movie.com/kobayashiryuuyou-skijump-family/

実は、宏典さんが自作したジャンプ台が、
4兄弟をスキージャンパーの道へ導いていたのですね…

それでは、次に、宏典さんがどのような独自トレーニングをしていたのか?みていきましょう!

宏典さん考案の独自トレーニング

体感を鍛える”クモ”鬼ごっこ

出典:http://www.iat.co.jp/blog-kishi/

運動生理学を勉強した宏典さんは、
普段の遊びの中に教育やトレーニングを盛り込みました。

考案したのが、本気のクモ鬼ごっこです。

宏典さんが”クモ”になり、「クモ!」の掛け声で、子供達がいっせいに逃げ回るという、本気の鬼ごっこです。

「クモ」と言うのにも意味があるそうで…

  • 体幹を鍛えるために、子供達に本気になってもらうため、『俺はクモ、あなたは獲物』と本格的にやった

  • 宏典さんの腕がクモのようで、一度捕まったら逃げられないので、自分で逃げ切る方法を考えさせるため

  • 追い詰めたら、横四方固めなどプロレス技をかけた

だから、クモなんですね。

宏典さん曰く、この遊びで兄弟の性格が出るようで

「人の動きを読みながら知的に逃げたのは潤志郎。
すばしっこく野性的に逃げたのは陵侑」

出典:日刊スポーツ

本気のクモ鬼ごっこは、小3になるまで、夜寝る前にやっていたそうです。

三半規管を鍛える、高い高い

高い位置からジャンプをするスキージャンパーにとって、三半規管を鍛えることが大事です。

そこで、宏典さんは、「高い、高い」も工夫していました。

2歳半までは回転系も交えながら、体幹と三半規管を鍛え上げた。
三半規管を鍛えるためには回転をつけた「高い高い」を小さい頃からしたりと工夫しています

出典:日刊スポーツ

生活のあらゆる動きを、トレーニングに変えてしまう宏典さんの熱量がすごいですよね。

遠征先のチームで練習させてた

出典:中日新聞

小林家は、週末はよく秋田の花輪スキー場に行っていたそうです。

本格的なトレーニングを開始したいと思ったものの、地元のスポーツ少年団には地域外のため加入ができなかったようです。

そのため、週末は、秋田や青森のジャンプ台に通いつめ、トレーニングをしていたそうです。

また、大会があれば、自費で北海道や長野にも遠征し、開催地のクラブの練習に子供達を参加させていたそうです。

また、4人のスケジュール管理もすべて、宏典さんが行っていたようです。

自宅の壁には大きなカレンダーがあり、4人の名前を書いたマグネットを、それぞれの練習や大会、遠征の日に貼って日程を管理していた。

出典:朝日新聞

宏典さんは指導方法を猛勉強した

出典:https://www.asahi.com/articles/ASL2M46QFL2MUHBI00M.html

小林潤史郎選手と陵侑選手が小学生のときに、試合で惨敗し、立ち直れないくらい落ち込んだことがあるそうなんです。

その時、宏典さんは、兄弟を立ち直らせるために、自身も指導を猛勉強したそうです。

宏典さんは、インタビューで次のように話していました

「練習量が違う。これは1本の集中力を高めるしかない。各地の指導者たちと出会い、勉強しました。

それまでの教える指導から、引き出す指導に変えました」。

出典:日刊スポーツ

今まで、子供達に一方方向で教えていたやり方を変え、自ら考えさせるようなアプローチにし、考える力を伸ばすことに注力したそう。

負け試合のビデオを居間で見て、子供達に現実を受け入れさせることも行ったようです。

小学生にとっては、かなり酷ですよね。

でも、その結果、小学6年生で自身をなくした潤志郎選手も立ち直り、今の活躍に至っています。

家族の仲良しショット

こちらは、2020年の家族ご飯の写真です。

左から次男・陵侑選手、父・宏典さん、母・智子さん、長男・潤志郎選手です。

とても楽しそうで、仲がよさそうですね!

小林4兄弟の仲良しエピソードやプロフィールは、下記記事で詳細まとめているので、ぜひご覧ください!

宏典さんは元日本代表永井選手の恩師

出典:https://tunago8.com/kobayashiryouuyu-skijump-1555

宏典さんは、元クロスカントリー選手で指導をしており、その中にはオリンピック選手もいます。

2014年ソチオリンピックでノルディック※日本代表だった永井秀昭選手の恩師としても有名のようです

※ノルディックスキー・コンバインドとは、ジャンプとクロスカントリー2種が組み合わさった競技のことです

なんでも、宏典さんは、永井選手の田山中学校時代の担任の先生だったようです

八幡平市のHP(2014年2月)にも紹介されていました。

出典:https://www.city.hachimantai.lg.jp/

とても教育熱心で、他の選手からもきっと信頼が厚いのでしょうね。

そして、今後もチーム小林家の活躍がたのしみですね。

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