ロシア大統領・プーチン氏は、家族や娘の情報は今まで一切公表していませんでした。
しかし、ウクライナ侵攻をきっかけに、アメリカ政府が、2022年4月6日に、プーチン氏の娘2名を、ウクライナ侵攻をめぐる制裁の対象として発表したことで、プーチン氏の娘2人の素性や画像・写真が、次々にメディアで発信されています。
プーチン氏の娘と特定されているのが、
〇長女:マリア・ヴォロンツォワ氏(36)
(Maria Vorontsova)
〇次女:カテリーナ・ティホノワ氏(35)
(Katerina Tikhonova)
※年齢は、2022年4月時点
本記事では、プーチン氏の娘で次女のカテリーナ・ティホノワ氏の
〇家族構成
〇家族画像
〇カテリーナ氏の経歴・学歴
〇アクロバット・ロックンロール国際大会で5位入賞(画像)
〇日本語ペラペラ
〇学会などでのメディア露出(画像)
〇性格は控えめ?
について、ニュースや国内国外メディアの報道をリサーチし、まとめました。
それでは、カテリーナ氏の家族構成や家族写真から見ていきましょう
また、長女・マリア氏の顔画像や経歴については下記記事をご覧ください!

家族構成|カテリーナはプーチンと前妻の子供
次女のカテリーナ・ティホノワ氏も、長女のマリア・ヴォロンツォワ氏と同様、プーチンと前妻・リュドミラ氏の間に生まれた子供です。
※プーチン氏は、新体操選手出身のアリーナ・カバエワ氏再婚後、さらに4人の娘がいると知られています。
家族構成は次の通り、4人家族で、カテリーナ氏は次女で末っ子です:
父:ウラジミール・プーチン
母:リュドミラ
姉:マリア・ヴォロンツォワ
- 1983年:前妻のリュドミラ氏(Lyudmila)とプーチン氏が結婚
結婚当時は、プーチン氏はKGBの職員で、リュドミラ氏は、客室乗務員 - 1985年4月:ロシア・サンクトペテルブルクで長女マリア・ヴォロンツォワ氏(Maria Vorontsova)が誕生
- 1986年:ドイツ・ドレスデンで、次女カテリーナ・ティホノワ氏(Katerina Tikhonova)が誕生
- 2013年:離婚
長女のマリア氏と、次女のカテリーナ氏ともに、プーチン氏と一緒に過ごす時間は短かったと言われていますが、プーチン氏は娘を愛していたそうです。
リュドミラ氏は「プーチンは娘をとてもかわいがり、訓育は私の役割だった」と話したことがある。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/11ef42b4441ae2a55b8be58b6bdc42a764de11aa
苗字が違う理由
2人の娘は、プーチン氏と苗字が違いますが、理由は、プーチン氏が愛する娘2人の安全を守るためだと言われています。
後述しますが、プーチン氏は、大統領に就任した後、娘の顔写真は一切公表しておらず、家族の安全を徹底しているため、苗字についても、素性がばれないようにするためだと言えます。
また、プーチン氏も娘についてはメディアでほとんど言及していません。
ただ、2015年に家族についてメディアに聞かれたさいには、
- 「娘たちはロシアに住み、ロシア国内でのみ教育を受けている。誇りに思っている」
- 「娘たちは3つの外国語を流ちょうに話せる。家族については誰とも話したことがない」
- 「1人1人が自分の運命を選ぶ権利がある。娘たちも自分なりの人生を尊厳を持って送っている」
とだけ回答していました。
カテリーナがプーチンの娘と特定された理由
プーチン氏は、大統領就任後、娘たちの安全のため、顔写真などの撮影を一切禁止していました。
しかし、ロシア大統領府のぺスコフ報道官が、マリア・ヴォロンツォワ氏とカテリーナ・ティホノワ氏が、プーチン氏の娘であることを初めて認めました。

それ以前は、ロシア政府が公式に公開していた、娘の画像が、下記の1枚のみでした。
これ以外の顔写真が一切公表されていないため、2人は「顔のない少女」と言われていました。

上記写真以外で、各メディアで報道しているカテリーナ氏の幼少期の画像を、見ていきましょう
家族写真|幼少期のカテリーナの画像
各メディアで発信されている、カテリーナ氏の幼少期の画像や家族写真をまとめました。
こちらは、プーチン氏との写真で、カテリーナ氏は向かって左です。


幼少期以降の画像は、このようにまったく顔が映っていません。

カテリーナ氏の現在の画像
大人になった、カテリーナ氏の画像を集めてみました。
こちらは、2013年アクロバット・ロックンロール国際大会時の画像

こちらは、2014年に来日したさいの動画

こちらは、2021年に「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」に出席したさいの画像です。

次に、カテリーナ氏のすごい学歴と経歴詳細を見ていきましょう
カテリーナ氏の経歴&学歴がすごい
カテリーナ氏の学歴と経歴をまとめました。
ロシアのエリート大学、サンクトペテルブルク大学やモスクワ大学で修士学位を取得し、現在も、17億ドルの人工知能のプロジェクトで活躍するなど、経歴がすごいです。
【1986年】
ドレスデンで、で誕生
【学歴】
① サンクトペテルブルク大学卒業
→大学時代に日本語を学び、日本語がペラペラ
→日本や中国などアジア文化にも精通
② モスクワ大学で物理学科数学修士学位を取得
【2013年】
アクロバット・ロックンロールの国際大会に出場、5位入賞
【2013年】
父・プーチン氏の友人の息子・キリル・シャマロフ氏と結婚
【2014年】
東京都内でスポーツダンスをPRするために来日
(画像は記事後述)
【2018年】
国営メディアに出演
→ニューテクノロジーについて話していた
【2018年】
キリル・シャマロフ氏と離婚
【2021年6月4日】
ビジネスフォーラム「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」(ロシア版ダボス会議)にリモートで出席
→「画期的な技術」への投資を増やすために6分間スピーチをした
【2020年】
モスクワ大学の17億ドル規模の人工知能プロジェクト「イノプラクティカ」の所長に任命
→プーチン氏の側近5人が、大学顧問としてカテリーナ氏を補佐している
次に、カテリーナ・ティホノワ氏の経歴詳細を見ていきましょう
カテリーナ氏は元ダンサーで国際大会5位入賞
カテリーナ・ティホノワ氏は、元アクロバット・ロックンロールの選手(ダンサー)でした。
2013年には、スイスで開催された国際大会に出場し、5位に入賞しています。

2013年|プーチンの友人の息子と結婚
カテリーナ・ティホノワ氏は、2013年に、キリル・シャマロフ氏と結婚しました。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/4-15.php
キリル・シャマロフ氏の父親は、プーチンの長年の友人で、ロシア銀行の2大株主であるニコライ・シャマロフ氏です。
ロシア・サンクトペテルブルクでの2人の結婚式は、壮大だったようです。
結婚式はサンクトペテルブルク近くの高級スキーリゾートで行われ、従業員の話では、新郎新婦は白馬3頭の引くそりで会場に到着したという。
出典:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-61019297
BBCの報道によると、キリル・シャマロフ氏は、カテリーナ氏と結婚して2年も経たない内に、ロシア最年少億万長者の1人になり、財産が潤ったそうです。
2018年、ロシアのエネルギー業界での役割を理由に、アメリカから制裁を受けた。
出典:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-61019297
米財務省は、「シャマロフ氏にの財産は、結婚後に劇的に改善された」と説明した。
その後、2人は離婚している。
2018年以降に離婚し、現在は独身?
カテリーナ・ティホノワ氏は、2018年にキリル・シャマロフ氏と離婚しています。
これ以降は、再婚の報道がないため、現在は独身だと考えられます。
また、子供の有無については、明らかになっていません。
元夫はウクライナ侵攻にも関与?
シャマロフ氏は、ウクライナ侵攻にも関与、あるいは、少なくとも支持しているのではないかという内容が海外では報道されています。
ウクライナ侵攻後、フランス南西部ピアリッツの高級ヴィラを占領していた、ロシア人活動家2名が逮捕されており、そのヴィラの所有者が、シャマロフ氏だったからです。
直接的な関与ではありませんが、ウクライナ侵攻と関わっている可能性が示唆されます。
カテリーナの職業はモスクワ大学の要職
カテリーナ氏の職業については、
21年6月4日に、「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」でスピーチを行ったさい、カトリーナ氏は、「モスクワ大学複雑係数理研究所の副所長」として紹介されています。
カテリーナ氏は、人工知能の専門家で、2020年には、モスクワ大学の17億ドル規模の人工知能プロジェクト「イノプラクティカ」の所長に任命されています。
現在では、数学関係の研究を続けながら、モスクワ大学の国際協力を進める部門の要職についているという情報があります。
カテリーナ氏は、「技術系の経営者で、その仕事はロシア連邦と防衛産業を支えている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1464afde53211e458d9a8810a51b087366746ec8
(出典:NHK、ワシントン・ポスト)
画像|カテリーナ氏は日本語がペラペラ
過去にカテリーナ氏に会ったことがあるという、NHK元モスクワ支局長・石川一洋解説員によると、カテリーナ・ティホノワ氏は、大学時代に日本語を勉強しており、たびたび日本に訪れていることから、日本語がペラペラとのことです。
実際に、カテリーナ・ティホノワ氏が2014年に参加した、東京都内でスポーツダンスをPRするためのイベントでは、流暢な日本語を話している動画が残っており、NHKのニュース番組「おはよう日本」で放送されていました。

https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/
日本に学会関連で来日|メディア露出が多い
前述のように、カテリーナ・ティホノワ氏は、日本語がペラペラで、日本にもたびたび来日しています。
妹のカテリーナさんは、サンクトペテルブルク大学で日本語を学ぶほど、日本への関心が強いことで知られます。2004年に2回、2005年に2回、さらに2014年にも1回来日したことがあるようです。1回あたり3週間ほど滞在し、東京ディズニーランドや北海道、京都を旅しています。ダンスの『モスクワ支部代表』という肩書きで日本の大学生と交流を図ったこともあります」(前出・国際ジャーナリスト)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc5618e75cff7e7678cae1ed2628c8795ff677b
また、次女・カテリーナ氏は、学会に参加することが多く、メディア露出が多いと言われています。
現時点で、カテリーナ氏が参加したとされる学会やイベントは次の通りです
- 2014年
東京都内でスポーツダンスをPRするために来日

https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/
- 2018年
国営メディアに出演
→ニューテクノロジーについて話していた - 2021年6月4日
ビジネスフォーラム「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」(ロシア版ダボス会議)にリモートで出席
→「画期的な技術」への投資を増やすために6分間スピーチをした
こちらの画像は、21年6月4日「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」に参加した、カテリーナ氏の画像です。
テーブルを囲んでいるのは、ロシアの一流大学の学長、司法大臣、そして政府系ファンドのトップが含まれていると、報道されています。
(出典:ワシントン・ポスト)

当たり前ですが、カテリーナ氏本人は、公共の場でプーチン氏との関係性については言及していませんでした。
性格は控えめで芯が強い?
過去にカテリーナ氏に会ったことがあるという、NHK元モスクワ支局長・石川一洋解説員は、彼女と話した印象や性格について、次のように話していました。
「わたしは、その時(2014年)彼女と大学との会合に参加したんですが、芯は強いけれども、大変控えめな女性との印象を受けました。
出典:NHKおはよう日本 2022年4月12日放送
父親から、絶対に目立ってはいけないと、厳しくしつけられていると感じました」
また、石川解説員によると、「姉妹2人とも、自己実現をしようという強い意欲があると聞いている」とのことです。
また、長女・マリア氏の顔画像や経歴については下記記事をご覧ください
